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とうとう来る時が来た…?    親不孝息子が綴る介護日記


by 1po2ho3bo
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担保としての施設入所申し込み

今日、退社際に上司から声をかけられた…

「ご両親の状態はいかがですか?」…と。
しばし会話を交した。



働き盛りの40~50代男性が身内の介護でやむなく退職を選択するケースも増えてきている。
人材の流出に歯止めをかけようと育児休暇ならぬ「介護休暇」を設ける企業も出てきた。

身内の介護と自分自身の老後を考えた場合、働き盛りの男性が退職を選択しなければならないと言うことは容易ではない。
金銭的な問題も大きいが、果たして親はそうすることを望むのだろうか?
かと言って、自ら施設入所を選択する親がどれだけいるのだろうか?

様々な考えが頭の中を駆け巡る。。。

私の場合、行く行くは訪問介護やデイサービス・デイケアなどの在宅サービスは利用する日も来だろう… その程度にしか考えていない。
施設入所は、正直なところ考えたくない。
サービスの質がどうとか言う訳ではなく、「自分の宿命」と言うような感覚がある。

しかし、自分自身の老後も視野に入れた場合、今後10数年働き続けざる負えないのも事実。
その10数年間、自分一人で働きながら両親を介護して行くことは難しい。
何れは仕事と両立できなくなる… そんな不安がいつも心の中にある。

上司との話しに戻るが、
そんな私の不安を察してか「担保的に施設入所の申し込みも視野に入れは…」とアドバイスをしていただいた。

確かに、どこの入所施設も200~300人待ちなんてザラなようだ。
切羽詰った所で答えを出したとしても、「退職」して両親の介護を全うすることが精一杯。
自分の老後は二の次、そんなシナリオしか思い浮かばない。

今の内から手を打っておく必要性は十二分に判ってはいるものの、今、両親に「担保としての施設入所申し込み」の話しは切り出せないでいる。

今回、このように上司から声をかけて頂き感謝の気持ちと共に、この私をケアしてくださる方がここにも居たんだ… そう思うと心強い。
by 1po2ho3bo | 2008-10-02 23:29 | 介護