とうとう来る時が来た…?    親不孝息子が綴る介護日記


by 1po2ho3bo
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ちょっぴりブルーな一日

両親はいつもと変わらず生活を送っている。
お陰で仕事と趣味には十分に没頭?できている。。。

しかし、今日は憂鬱な一日。。。。

二つの出来事が合った。

一つは、利用者さんが昨日ご逝去されてこと。。。
もう一つは、一人の利用者さんに背を向けられたこと。。。

今日は、ご逝去されたSさんのことを書き止めて置きたい。



ご逝去されたSさんは、寝たきりではあったが頭もクリアな方だった。
「新人泣かせ」と異名の高いSさんだったが。。。
僕が夜勤明の日、4日前のことだった。
朝までは何事も無く過ごされていたが、昼近くに熱発を起こされ入院となった。
僕は、夜勤中にもう少し早く何等かの症状に気付いてあげられれば… と思い、退勤時Sさんに声をかけた。
「朝まではお熱がなかったのにね…」
Sさんも「そうねぇ…」と力なく返事を返してくれたのが最後の会話となってしまった。

職員の誰もが入院先から戻ってこられる、そう思っていたのだが…

普段から利用者さんへは過度な思い入れはしないようにしている。
理由の一つは、どなたにも同じように接しなければという思い。
もう一つは「思い」を引きずらないようにと言う自分勝手な自己防衛心から来るのかも知れない。。。

生前のSさんは…

体の痛みのため体位交換は全くできず、寝たきりからくる体の痛みを和らげるために3つのクッションを使っていた。
排泄介助などの後は、クッションの位置で一苦労するのが常であった。
cm単位というよりmm単位での調整で苦労したのを覚えている。
また、食事もベッドで摂られていて、コップの取っ手の向きなども微妙にご要望があった。
ここに挙げたような事をはじめ、すべての事に要望が多かった。
とにかく慣れるまでは汗だくになるほどの緊張感を味わったものだった。

ある程度の関係が出来てくると「ありがとう」と言葉を欠かさずに言ってくれた。

ある日、趣味のお話しをした。
「僕、写真が趣味なんだけど、部屋に飾れるような写真ないですか?」
「花とか景色とか…」

そしたらSさんは、
「お子さんの写真を見せて…」と言ってくださった。
僕の一人娘の写真をお見せすると、とてもいい笑顔で微笑んで見ていた。

まだまだSさんとのお付き合いが続くと思っていたのだけれど。。。
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by 1po2ho3bo | 2008-11-23 23:56