とうとう来る時が来た…?    親不孝息子が綴る介護日記


by 1po2ho3bo
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境界性人格障害という精神疾患

ある日を境に、利用者のMさんに背を向けられた…

いつも笑顔と感謝の言葉を絶やさないMさん。
数ヶ月前に入居されたMさんは「ここで生活が出来るようになって本当に良かった」と良く言っていた。

精神疾患を患ってはいたが、穏やかに生活を送っていた。
しかし一月ほど前から、
「ベッドの下から煙が上がっている…」
「部屋の中に煙が充満している…」
などの訴えが続くようになった。

空いた居室に移って頂いたり、お話を伺う機会も増えた。
そんな矢先の出来事だった。
態度がいつもと明らかに違う。。。
女性職員との応対は余り変わらないのだが、、、
3人の男性職員、取り分け僕ともう一人の男性職員には明らかに毛嫌いしている様子が伺える。



何が原因なのか、、、

自問自答するも心当たりがない。
しかし、何かしら引き金があったのではないだろうか… と悶々とした日を送った。
心当たりがあるとすれば、
ベッドから煙がでると言う訴えに時間を費やして傾聴した覚えがあり、その後、Mさんとの一歩距離感が縮まった覚えがあるだけなのだが。。。

上司から、ある事例を伺うことが出来た。

とあるケアマネさんが、それまでは利用者さんと良い関係を保っていたのだが、急に攻撃の対象になってしまったそうだ。
精神疾患の一つの症状らしい。

この話しを伺って一つ謎が解けたような気持ちにもなったのだが、どことなく釈然としない。
どうしても自分に非がなかったかを問うている自分がある。
しかし、「すべて自分に責任がある」と括ってしまうことは簡単なことだがプロの介護職として成長には繋がらないと思った。

上司から伺った事例を基に調べてみると、
「境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)」という精神疾患が目にとまった。
この精神疾患は、対人関係の形成過程の問題が原因と考えられ、信頼と不信が目まぐるしく入れ替わり、治療が困難な精神疾患らしい。

Mさんにこの診断が下された訳ではないのだが、自分なりに整理することができた。
当面は、付かず離れず、Mさんにとって良い距離感を保ちながら接して行こうと思う。
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by 1po2ho3bo | 2008-11-25 10:38